筑波TT September 参戦

筑波TT September に参戦してきました。参戦クラスはNB(Normal Big bike)です。740cc以上のクラスです。参戦車両はほとんどが21世紀のバイク(しかも1000cc)なので、ケメ子は一人旧車會状態です...。
ケメ子にとっては、初のスプリントレースです(SUGOファン感謝デーみたいな模擬レースは除く)。
MFJライセンスが必要なレースというと、ミニバイクを除くと、2003年のもて耐以来2度目です。いやはや、久々で緊張しますなぁ。

[9月9日]
前日の特別スポーツ走行では、微妙に人間が乗れていません。緊張と気後れ(笑)があるようです。それでも準備はせねばなりません。
前回の走行で試したリアタイヤの空気圧(1.8キロ)は微妙に合わない気がしたので、元の前後1.70/1.75で再確認。こちらのほうがケメ子にはしっくり来ます。タイヤの表面もきれいですし、空気圧はこれで決定。サスペンションは特に変更無しで本番まで行くことにします。

セッション後に行われたスタート練習に3回ほど参加しました。スタート練習というのをしたことが無かったので、これでだいぶスタートへの不安が無くなりました。良かった。

走行後、翌日のためにテントスペースにタープや椅子などの荷物を置いて撤収しました。

[9月10日]

Tsukuba TT paddock

Image by kemeko1971 via Flickr

さて、本番です。
当日の搬入は、チームメイトのT氏に先に入ってもらうことにして、ケメ子は後からサーキット入りです。その節はありがとうございました。>T氏

朝の設営が済むと、すぐに車検です。ケメ子号は2002年のもて耐(当時はケメ子の車両ではありませんでしたが)以来のレースですので、どうなるかとドキドキでしたが、レバーのワイヤリング以外には特に指摘を受けることもなく無事に通過しました。
レバーについては、ブレンボのマスターシリンダのレバー脱落という事故が以前にあったらしく、同じマスターシリンダを装着した車両については、レギュレーションには記載が無いものの、ワイヤリングを依頼しているとの説明が車検員の方からありました。
ケメ子号は、ブレーキもクラッチも該当のものであるため、両方のワイヤリングを行いました。

車検が片付くと、ちょっとの間をおいて予選です(という感覚でした)。
ヘルパーには「すぐ出る?少し間を置く?」と聞かれ、思わず後にすると答えてしまいましたが、すぐに気持ちを切り替えて「すぐ行きます!」と。こんなところで遠慮しても仕方ないですからね。
さっそくコースインすると、特に誰かが邪魔になってアタックできない、ということも無く、それなりにクリアに走れました(ケメ子より遅い車両がほとんどいないからでは?という辺りには気づかないことにします)。たぶん、ケメ子の後ろは大渋滞だったと思いますが。
セッションが終わるまでに、3~4台くらいに抜かれました。

リザルトを見ると、出走28台中24位。あまり乗れてないような気がしていたのですが、1分5秒7のタイムはまあ上出来です。1分5秒台に8台も集中しているので、決勝では何とか後方集団には入れそうです。

予選後、KENZのメカニックの方より、前サスペンションのセッティングのアドバイスをもらいました。セッティングを変えるのは少しためらいましたが、なるほどと思ったので、微調整。

Tsukuba TT Sep. 2011
Tsukuba TT Sep. 2011

さて、決勝。
ケメ子はイン側のスタートです。壁がすぐ脇にあるというのもちょっと圧迫感がありますね...。
実際のスタートでは、目の前(グリッドは1列ごとにオフセットしているので実際には2列前)のドゥカティがエンストしたのか、完全に止まっています。ケメ子自身も失敗気味のスタートで、よろよろとその右側を通ってスタートしましたが、どうもアウト側でもスタートに失敗した車両があるようで、黄旗の大きな振動を見ながら加速しました。1コーナーまでに3~4台に抜かれましたが、よく考えると、ケメ子の後ろのグリッドには4台しか居ないはずでした...w。

1コーナーと第1ヘアピンでそれぞれ少しずつ抜き、あとは前を見ながら周回します。3周目くらいまでに、物凄いペースの車両2台に抜かれましたが、きっとスタートで失敗した2台だったのでしょう。

サインボードの用意ができなかったのが残念なところです。周回数が分からないと困るので、ほかのチームのサインボードを勝手に見せてもらい、周回数を確認します(笑)。
それとていつ見えなくなるか分かりませんので、自分でも周回数をカウントしましたけれど。

レースではなかなか前を抜くことができませんでしたが、1台のVTR1000SPを最終コーナーの出口でアウト側から抜くことに成功。その後はケメ子とほぼ同じペースで走行するドゥカティの1198SPを追いかけながら周回しますが、なかなか抜く機会がありません。最後の2周くらいでこちらが勝手に根負けし、安全なペースでゴールしました。

リザルトは21位。上位3台が賞典外だったので、実質24位です。予選と全く同じ順位でした。
なお、ひとつの目標だった「周回遅れにならない」は達成しました(笑)。

[総括]
YZF750SPレーサー号では事実上初めてのレースでしたが、なかなか楽しく走れました。
ケメ子は「バイクをコントロールすること」が楽しく、「周囲と競争すること」にはそれほどのこだわりが無かったこともあってレース参戦にはあまり目が向いていませんでした。
病みつきというほどではありませんが、今回の参戦で、競争の楽しさを再確認することができました。


今回、誘ってくれたT氏、ヘルパーの依頼を快く受けてくれたK夫妻、ヘルパーH氏、応援してくれた友人、知人の方々、みんなに感謝です。
レースを走ったことよりも、むしろ、多くの人が声を掛けてくれたり、ヘルプをしてくれたりしたことのほうが嬉しく、参戦して本当に良かったと思いました。

今度はいつ参戦できるか分かりませんが、もし機会があれば、またよろしくお願いします。>皆様

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