数年前からフジテレビのF1中継で急に使われ始めた「トップチェッカー」っていう新しい造語、どうもピンと来ないんですよね...。
耳にするたびに、恥ずかしくていたたまれないような、背中が気持ち悪くなるような違和感を味わいます。少なくとも外来語ではないですし...。
この違和感がどこから来るのかと考えるに、英語から持ってきてる風体ではあるけども、英語としてはあり得ない表現であることなのかな、と分析しています。
この「トップチェッカー」という表現では「先頭でチェッカーフラッグを受ける」という状況を表すことはできません。
この言葉を聞くと、ケメ子の脳内には右図のような、上部だけが市松模様になった旗が浮かんでしまうのです。「トップ」が「チェッカー」を修飾しているのだから、まあこうなりますな。 そして次に浮かぶのが、「(チェッカーフラッグが複数枚あるうちの)先頭のチェッカーフラッグ」という状況。でも、チェッカーフラッグは1枚だけしか使わないですしね...。
こんな新しい言葉を無理やり作るくらいなら、単に「優勝」でいいんじゃないの?「トップでチェッカー」でもいいし...。 最近ではフジテレビ以外のメディアでも見聞きするようになってきた表現ですが、不自然な印象が先に立ってしまうので全然慣れることができません...。端的に言えば「カッコ悪い」表現と感じています。
まあ、世間で受け入れられていればそれでいいっちゃいいのかも知れませんけども、言葉を生業とするアナウンサーやら物書きの方はどう感じているんですかね。単に気にしてない可能性もあるとは思いますがw。
まあ、"チェッカー"フラッグの英語表現は "checkered" flag ではありますが、そのあたりの語尾変化が気になることはありません。通常の外来語として受け入れています。
tanaka
first prizeとかのが、まだ聞こえは、良いかもしれませんねぇ。
matt
うん、気持ち悪い。なんでこーなるかね。
ケメ子
微妙な「外来語もどき」が妙に気になっているのですが、そう感じるのはわたしだけではなさそうで安心しました。
過敏なハンドリング特性を「ピーキー」と形容するのも気になります。ハンドリングの場合はそれ「トリッキー」じゃないのか、と…。エンジンの特性であれば「ピーキー」も分かりますけど。
最近になって使われ始めたクルマ/レース用語には、その手の「言葉を吟味していない感」の強い語が多い気がします。