バイク屋さんから、キャブのことでお話が...ということだったので往訪してきました(バッドニュースだそうです)。
事前に大まかには話を聞いていたのですが、実際に確認したものがこちらです...
白っぽいプラスチック部品はキャブレターのベンチュリ部、部品名としてはスロットルバルブガイドです。底面の穴の部分にはニードルジェットが通ります。このスロットルバルブガイド、ニードルジェットを固定する際に共締めで固定されるのですが、底面部が割れてしまっています(左写真)。そしてボディにニードルジェットと共締めされた部分が残っていますね(右写真)。
メカニック氏によれば、ボディに残った緑色のOリングは純正品ではないということ(純正は黒)。見たところOリングが純正よりも太いように見えるので、それを使用したことでプラ部品に負荷が掛かり、経年で割れたのではないかということ(純正より太いOリングを潰すために、プラ部品に大きな負荷が掛かったのではとのこと)。
なお、これ以外のキャブボディでも、このプラ部品の固定が微妙ということだったので、もしかしたら他にも太いOリングを入れてあったり、割れているものがあったりするかも知れませんなぁ...
で、何がバッドニュースかというと、このプラ部品、単品では取り寄せることができません(!)。パーツリストを見るとキャブボディアッシーでしか手に入れられません...。BST40 キャブレターを採用した他車種のパーツを確認しても同様でした。なお、Oリングはヤマハで正しい純正部品が取れるようです(GSX-R の口径違いの BST キャブを採用した車種があるため)。
そういう訳で、BST40 の中古を手に入れて部品流用するしかなさそうです...。プラスチック部品の中古ってのは気が進まないけど仕方ないなぁ...。
納車後、走行前に軽い気持ちで行う簡単なオーバーホールのはずが、なぜだかどんどん大ごとになっていくような気がします...w。
20210530追記:
KTM の 640 系で BST40 を採用していて、KTM の品番 58431037000 (THROTTLE VALVE GUIDE PLASTIC) で取れる模様...。
試しに1個発注してみた。
GSX-R の中古キャブはすでに買っちゃったんだけどね(ヒー)。
KTM 品番の部品が届いた結果はこちら。うまく使えました(喜)。
コメント