年末年始で GSX-R1100W のフロントブレーキ-キャリパーを差し替えました。
純正キャリパーを取り外し、ニッシンと並べてみました。ほとんど同じようなサイズ感とレイアウトですが、バンジョーボルトの刺さる方向が違うので、ホースはそのまま流用することはできません。少なくともバンジョーは変えなければなりませんが、ホース自体も新しいものではないように見受けるので、全て新調しました。
まずは重量測定。パッドも込みでの値ですが、純正のトキコが左右どちらも1.31kg。400㎞ほど走行したパッドですが、まあ大して新品と変わらないでしょう。対してニッシンはパッド込みで左右どちらも1.23㎏。
写真は上段がトキコの左と右、下段がニッシンの左と右です。
ニッシンに交換することで、左右計160gほど軽量化できますね。キャリパー内のフルード容量にどれだけ差があるのかは知りませんが。
キャリパーピストンは、トキコ純正が27mm径の同径6ポット。ピストン面積は3つ合計17.17cm2。
ニッシンは30㎜、25mm、22.5mm(※)の異形6ポット。ピストン面積は15.95cm2。
純正トキコよりもニッシンのほうがわずかにピストン面積が小さく、ニッシンに交換すると少しタッチが硬く感じるかも知れませんね。
※アドバンテージのWEBサイトでの公表値は22mmですが、実測は22.5mmです
なお、ニッシンのピストン全高は22.5mmでした。
ニッシンのキャリパーが長期間の在庫品だった可能性もあるので、ピストンやシールを確認し、メタルラバーをしっかり使って組み付けました・
シリンジ(注射器)を使って負圧でエア抜き作業をしましたが、いま一つエアが抜けない感触です。自分の整備力の足りなさを呪っていたところ、そこにやってきたプロメカニック氏。飛んで火にいる夏の虫とはお前のことだ(ぜんぜん夏じゃありませんけれど)!という言葉が脳内に響き渡り、氏にエア抜きがうまく行かないと訴えたところ、プロの道具が出てきました。お借りして作業したら、一瞬でエア抜きが完了しました...。
一旦はすべてのホースの組み付けましたが、一部の角度が気に入らなくて組み付けたバンジョーをさらに別のものに交換したりもしました(汗)。最終的な仕上がりはこんな感じです。純正のホースクランプを全て生かしたホースレイアウトです。
GOODRIDGE のロゴが入った黄色いスリーブが各ホースに付いていましたが、いかにも社外品です!とアピールしているように感じたので取り外しましたw。
実際に走行したところ、タッチは好み。純正キャリパーとくらべて、ブレーキレバーの握りはじめ付近の感触がはっきり伝わってくるような感じでまあ良かったかなと思います。プラシーボかも知れませんが。
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